2022年12月のことば

春夏秋冬 いつもありがとう

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 「もういくつ寝るとお正月、お正月には凧あげてコマを回して遊びましょう。早くこいこいお正月」もうすぐ今年も終わり新しい年がやってきますね。毎年思うことですが一年が速く感じます。一年の計は元旦にありと言ったりしますがなかなか思うようには過ごせません。ままならない毎日の繰り返しで一年が過ぎています。従姉妹が年始に来た帰りの車の中でこの歌を歌っていたと叔母が笑い話として話していた事を思い出します。お正月の終わりかけにもうすでに来年の正月を待ち遠しく思う。確かに子どもの頃お正月は待ち遠しい楽しみなビッグイベントでした。海上自衛隊では、曜日感覚を忘れないために週末にカレーを食べると言われていますが、どうやらもともと週末にカレーを食べていたので、曜日感覚を忘れないようにしていると後から言われるようになったようです。忘れないようにするために週末にカレーを食べているのではなく、もともと週末に食べていたのでカレーが出ると、週末で曜日を忘れないようにしていると言われるようになったんだとか。いずれにしても生活には一定のリズムがあったほうがいいですね。一年の中には節目節目の行事などがあって生活のリズムや励みになっているのは確かです。本光寺の法要や行事で振り返ると、1月の御正忌、3月春彼岸、6月の永代経法要、8月お盆に9月は秋彼岸、10月の報恩講と続きます。報恩講が終わると一年が終わり今年も報恩講をお勤めすることが出来た。無事にどうにか一年過ごすことが出来たなぁと感じます。これから季節は本格的な寒い冬に向かいます。北海道は白い雪が降りさっぽろ雪まつりも開催されます。雪が溶けると花の季節がやって来て新年度も始まります。近年は北海道にも梅雨があります。夏はエアコンが必要なくらい暑い夏になってきました。そして広大な北海道の山々の紅葉は見応えがあります。四季折々の特徴ある日本、とりわけ北海道の四季ははっきりしています。世界の中で四季がこれほどはっきりしているところは無いかと思います。世界中を見て来たわけでは無いのでわかりません。いずれ確認してきたいと思います。行事などによるメリハリ、季節の移り変わりによる変化、これらの刺激を受けて自分の存在を改めて知ることができているんじゃないでしょうか。雪を見ること触ることで天候を知り気温を感じる。花を見ることで心にゆとりができ安らぎを感じる。夏の暑さで作物は成長し、人は木陰で涼み木の存在感を感じることが出来る。秋には美しい紅葉を愛でることができる。紅葉ひとつをとってみても、春に芽吹き夏に成長し秋に色づき落ち葉となり冬に大地に還っていき春の芽吹きの元になる。葉っぱの四季が人の一生と重なって見えてもくる。季節の中での多くの出遇いに、『ありがとう』と言えていないなぁ。ごめんなさい。粗末にしています。   なんまんだぶ
今月のことばについて

「今月のことば」の挿絵とタイトルは、株式会社探究社および株式会社法蔵館で発行している
「ほのぼのカレンダー」から引用させていただいております。

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