2014年5月

どの木もどの草も 輝きながら伸びていく

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 最近のニュースで、高校一年生の担任になった先生が、自身の勤務する学校の入学式に休みをとり欠席
し、我が子の高校の入学式に出席をした事が話題になっていました。その先生のとった行動について賛
成し擁護する発言をする人。反対に職務を優先すべきではないのかと批判する人。肯定派否定派それぞ
れに熱く意見が語られ本人とは離れたところで盛り上がっていました。担任の先生を擁護する発言は比
較的若い世代に多くあった様に思います。年齢の高い方は入学式に休むという事は教師としてあるまじ
き行為である。と言った具合であったかと思います。二、三十年前であれば新入生の担任が、我が子の
入学式に出るために欠勤するなどという事はほとんどなかったのではないだろうか。もし休もうとして
も休暇を許可してもらえなかったのではないだろうかと、私は勝手に思ってしまいました。しかし、学
校の先生もひとりの人間であり家庭においては親であり休暇をとる事は保障されているのだから入学式
に休暇をとり欠勤しても問題はないんだというのが現代社会のおおかたの考え方となるのだろう。私た
ちの社会常識というものは時代と共につねに変わっていくものなのだなぁとつくづく感じました。今回
の論争を聴いて私なりに思う事は、あたえられた権利を行使する事はいいと思います。しかし権利を主
張する条件としては、果たすべき義務をしっかりと履行するという事が、大前提に有るべきだと思って
います。学校の先生の職務とは何だろうかと思う事です。私事ですが子どもが小学生の時、学習発表会
を見た事が有りません。運動会も何度か観た程度です。入学式にも出席しなかった。なんとも昔むかし
のお父さんだったなと思います。うちの保育所の参観日では、今どきのお父さんは忙しい仕事の都合を
つけてたくさん参観に見えています。我が子の家庭とは違う保育所でどんな生活をしているのか様子を
ご覧いただいたり、保育の様子を見ていただいたりしています。家庭と保育所の集団生活とでは子ども
の様子も違ってきます。その違いに我が子の成長を感じていただける時間でもあります。
 保育所に通う子ども達もいろいろな家庭環境の中で育ち、性格や個性も様々です。そんな子ども達ひ
とりひとりに、保育士もこの子をどうしようか。この子にはどうする事が一番いいだろうかと考えなが
ら毎日保育に取り組んでいます。どのように《子育て》すれば、どのように《子育ち》してくれるだろ
うか。どの子もみんな輝きながら成長してほしい。どうすればキラキラとひかり輝く事が出来るだろう
かと。子ども達一人ひとりが尊い存在として大切に育てられるべきですよね。
それぞれがそれぞれにひかり輝ける世界。
それぞれがそれぞれに大切にされる世界。
素敵ですよね。  なんまんだぶ
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