2012年4月

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 時間の経過は人の姿によくあらわれるものだと思います。年度末をむかえて一年間を振り返る機会が結構出てきます。保育所が出来て二年経ち開所した当時の写真を見た時に、たかだか二年しか経っていないのに二年前の写真は随分若く見えるという話になりました。子どもたちは成長しているのだから変っていく事に納得しますが、大人もそんなに変わるものだろうかと思います。しかし確かに私の髪の毛もずいぶんと白くなりました。まぶたのたるみを感じるようになりました。夕方になると小さな文字を読む事が辛くなってきました。年々ひとつずつ年はとっている事を実感しています。先日連れ合いが「額の跡どうしたの」と言うのであります。シミだと答えると「うつぶせで寝てて跡でもついたのかと思ったら違うんだ」というのであります。結構以前から額のシミはあったのですがあまり目立っていなかったようです。しかし、最近ことに目立つようになってきました。まわりの方々から「額の傷どうしたんですか」「酔っぱらってこけて擦りむいたんですか」とかすきな事をきいてこられます。確かに毎晩毎晩酔っぱらいにはなっています。酔っぱらいの常習者ではありますが、顔からこけて額を擦りむくところまで深酒はしていないつもりです。しかし、お酒を毎日飲み続けては肝臓に負担がかかる。週二日はお酒を飲まずに肝臓を休ませてあげましょうという事はよくよく知っています。知ってはいても休肝日をつくる事が出来ないでいる情けない現状。それどころか毎日飲んでいると一日の飲酒量が毎日少しずつ増えている事に気付く。気付くが飲酒量を減らして肝臓をいたわろうとはしない。そんな日々を送っていると大失敗をしてしまう。翌日に大事な用事が入っているにもかかわらず、ついつい調子にのって深酒をしてしまう。当然翌朝には二日酔いであります。お酒の臭いがぷんぷんする状態でクルマを運転しなければならない。警察官に止められたら飲酒運転もしくは酒気帯び運転くらいにはなるかもしれないという状態になる事があります。大事な用事にも身が入らないという事になります。そんな時は大概お昼頃にお酒が抜けて具合が悪くなってきます。本当に二日掛かりのお酒であります。お酒だけは二日酔いから何も学習できていない。困ったものです。他人事のように書いていますが私の事です。私の母方の祖父はきれいなお酒の飲み方をしていたという記憶があります。母の実家は事業をしていたからかお盆やお正月にはたくさんの人が集っていました。当然酒の席になっているんですが、祖父は一日中お客さんのお相手をして酒に付き合っていました。熱燗をおちょこで延々と続けていました。乱れないのであります。酔いつぶれて眠ってしまうという事も無くお客さんに付き合っている姿に幼いながらもすごいなぁと感心していました。そんな祖父をもつ私なのですが、どうして失敗ばかりしてしまうのでしょうか情けなくなる事もあります。すぐに忘れてまた飲んで同じ失敗を繰り返すんです。学んでいません。「学ぶ」とは「真似る」事、おじいちゃんを真似て熱燗で?  なんまんだぶ

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