2016年4月

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 今年もプロ野球が開幕しました。野球賭博問題でどうなるんだろうと心配したけれど予定通りに開幕をしましたね。実際のところもっとしっかりと調査して問題点をはっきりさせて、きちんと解決してすっきりとした開幕の方が良かったのかもと思ってしまいますがどうでしょうかね。いろいろな意見もあろうかと思いますがまずは開幕しましたね。広島生まれの私は広島カープファンです。今シーズンのマツダスタジアムの入場券も順調に売れているようです。毎年お盆が過ぎると帰省をして家族や親戚、友人らとスタジアムで広島カープの試合を観戦し楽しい時間を過ごしてきます。1975年の初優勝で盛り上がった街の記憶は今でもよく覚えています。そして1991年を最後に優勝からは遠ざかっている広島カープ。今年こそは25年ぶりの優勝をしてほしいものです。一番になってほしいですね。一般的傾向として人はなんで一番を最高だと評価するんでしょうかね。ちょっと前に「二番じゃいけないんですか」という言葉が流行った事もありましたね。でも、どうせ目指すなら一番を目指しちゃいますよね。オリンピックで絶対に銀メダルを取ってやるなんていうのは聞いたことがない。やはり一番が尊いと考えてしまいます。世の中には競争しなければならない事がたくさんありますしね。高校や大学の入試は学力の競争です。会社で仕事の受注なんかは他社との競争ですよね。仕事の受注は一番じゃなければ仕事になりません。厳しい世の中です。一番が尊いと思うのはこんな世の中の現実のせいなのでしょうか。しかし今月の言葉では一番より尊いビリがある。と言われています。港北保育所では毎年九月に運動会を行います。運動会では全員参加の徒競走があります。みんなにそれぞれ個性があるように、子供達の中には足の速い子もいれば走るのが苦手な子もいます。しかし、みんな一生懸命に走ります。負けるから走らないという子はいません。結果ではなく精一杯取り組むことを大切にして最後までしっかりと頑張ります。足が遅かろうが運動が苦手だろうがひたむきに、真面目に取り組む姿は美しいと思います。努力している姿、努力のあとがしっかりと見えるという事が大事なんですよね。足が早い遅いは個性です。勉強が出来る出来ないのも個性です。個性の違いで出来る出来ないという事は当然あることです。頑張って一番になるのは素晴らしい事ですよ。しかし、頑張っても頑張っても一番にはなれない。けれども人一倍努力してのビリだったならばこれほど素晴らしい事はないと思いませんか。嫌気がさして途中で投げ出してもおかしくない状況でも努力を惜しまない姿。努力がきちんと報われる事が大切だと思います。結果ばかりを追うのではなく、過程を大切にし努力をする。それがきちんと評価される世の中。努力が報われる社会になればみんなの笑顔がもっと溢れるんじゃないでしょうか。でもプロ野球は結果を重視しまたい。 なんまんだぶ

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