2022年08月のことば

こんなにおかげさまを 散らかしている私 すみません

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 先月8日、大変ショックングな事件がありました。参議院選挙の最中に元首相が銃撃され亡くなるという考えられない事が起こりました。何がどうなってこんな事が起こる世の中になったのか。選挙活動中に銃撃されて政治家が殺されるとはなんて社会なんだろう。民主主義の国においてあってはならない事であり、思いも寄らない事件であり卑劣で野蛮な行為でしかありません。自由に自分の考えや思いを語る事ができる社会、意見を交換し闘わす事ができる事が保証される。それが何より大切な事であるべきなのに暴力で押さえ込んでは絶対にいけない。民主主義を根底から覆すような愚かな行為は決してあってはならない。今回の警察の警備体制もいろいろと言われています。そこで思い出すのが2019年前回の参議院選挙の時、札幌駅前での安倍首相(当時)の演説中にヤジを飛ばして北海道警察の警官に男女2名が排除された事件。排除は違法だという判決が今年の春先に札幌地裁であった。言論の自由を脅かす行為はあってはならない。この判決がもしかすると今回の警備において、できるだけ排除しない中で安全を確保するといった考え方になったんではないかと勝手に想像しました。また、事件後の報道の在り方も非常に気になって仕方がありません。選挙期間中にも関わらず、安倍元首相を偲ぶ形で事件当日報道特別番組を地上波キー局ではテレビ東京以外放送していたんではないだろうか。どんなに素晴らし首相だったか。どれほど日本のために尽くした人だったかなどなど。褒め称え、惜しむ声ばかりが繰り返される内容だったように記憶しています。亡くなられた事は大変傷ましい事ではあるけれど、安倍首相には、「森友学園問題」や「加計学園問題」、「桜を見る会」などの問題。何ひとつ解決していない事ばかりだと思うのは私だけでしょうか。挙げ句の果てに岸田首相は安倍さんの国葬を行うとまで言い出しました。安倍さんは素晴らしい実績を残された首相だった。国民のために尽くされた首相だった。だから国葬をするに値する首相なんだ。負の実績は隠され、安倍さんの目指したものの実現のためにみんなで進んでいこうという働きかけがどうにも気に入らない。安倍元首相を追悼する事は個人においてなされるべきことであって、国として全ての国民が追悼の意志を示そうというのは、思想及び良心の自由を脅かす事になります。憲法改正は安倍さんの悲願だった。憲法改正を問う国民投票の発議をやろうじゃないか。そんな流れができ始めている事に危機感を感じます。しかし、本当は私の知らない所で私のために安倍さんは働いてくれたいたんだろうとも思いますが、私は自己中心の物事の見方捉え方だけで生きているものですから、影になって見えていない事をなおざりにし、おかげさまと感じ取る事が出来ていない私の姿は、まさに散らかしている行為だと思います。だからこそ言論の自由は保証され、様々な意見が大切にされ議論されるべきですよね。
        なんまんだぶ
今月のことばについて

「今月のことば」の挿絵とタイトルは、株式会社探究社および株式会社法蔵館で発行している
「ほのぼのカレンダー」から引用させていただいております。

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