2020年2月

お念仏は真実の親のお呼び声

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 今年は東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ開催されます。2013年に開催が決まり、ずいぶん先の事だなと思っていたけれどもう200日をきってきました。一日の過ぎていく速さ、時間について行けない感じを強く持ちます。速いと言えば移動手段も飛行機を使うなど速くなりました。近年飛行機の利用者が格段に増えている事もあり、海外から来日する方の数も年々増加していますね。街の中のあちらこちらに海外からの方向けに英語や中国語、タイ語に韓国語など様々な国の言語で書かれた案内や説明書きを目にします。私が生まれた1964年前回の東京オリンピックが開催された年に日本を訪れた人は年間約35万人だったそうですが、昨年は3000万人を軽く超える人が日本へみえたようです。確かに最近外国の方に街ですれ違う事は当たり前のことになってきました。しかしなかなか声をかけてコミュニケーションをとるというところまではいかないです。日常会話ぐらいできたらいいなと思います。以前英会話教材を定期購入して聞き流した事はありましたが、元々憶えている英単語の数が少ないものですからいくら文法を理解しても話せるところまでは行けませんでした。そんな私でも英語や中国語を使っている人たちと会話ができる翻訳機がいま急速に普及し始めています。いつかは翻訳機を片手に海外旅行もいいですね。ところで、地球上にはいくつの言語が話されているのかと思いネット検索してみると、3000とも5000とも8000ともいわれている様です。なぜそんなに数が違ってくるのかは、言語なのか方言なのか判断が難しいからのようです。日本の中でも15の言語があると言っているものもあります。聴き慣れていない方言を聴いていて単語が半分ぐらいしか理解できず、前後の聞き取れた単語で理解するという事も確かにあります。単語の意味を理解するという事は大切ですね。単語の意味がわかっていなければ文章全体を理解するのは難しくなります。今月の法語は『お念仏は真実の親のお呼び声』とありますが、お念仏は「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」ですね。まず真実の親って、親に真実の親と不真実の親があるのでしょうか。南無阿弥陀仏は不真実ではない真実の親が呼んでいる声という事になります。私が手を合わせて「なんまんだぶなんまんだぶ」と口に唱えるお念仏が、親の呼び声とはどういう意味でしょうか。口にしている言葉がそのまま親が私を呼んでいる声だといわれるのです。子育てをしている時、母親が子どもの名前を呼んで呼び寄せようとする時に「〇〇ちゃんこっちよ。お母さんはここよ」と呼びます。子どもは、自分のありのままをありのままに受け入れてくれる母親を、何の疑いもなく受け入れ、完全にまかせきって「お母さんお母さん」と声に出して呼んでいませんでしたか。もう遠い昔のことで忘れてしまったといっても、親のご恩は幾つになっても忘れませんし、年を重ねるごとに親への感謝はいよいよ深まってきませんか。「なんまんだぶ」と呼ばせる真実の親とは、親に育ててもらった私も子育てをしてきた私も親ではありますが、感情や偏見で物事を見るお粗末で不実な親でした。  なんまんだぶ
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