地元のコミュニティーFM「FMびゅー」(84.2 MHz)で番組を始めてもう四年が過ぎました。月に一度だけの更新ですがよく続けてきたなと我ながら感心しています。毎月お伝えするコンテンツを何にしようかいろいろ思案していますが、その産みの苦しみも出来上がった時の充実感と達成感で吹き飛びます。でもいつまで続ける事が出来るかな。毎週木曜日午前11時から30分間の放送です。蘭北の魅力や、街の昔の様子などをインタビューを交えてお伝えしている番組です。ちなみに今月の放送内容は、10月5日に開催した第2回蘭北はしご酒ラリーの模様をお店を回りながらレポートしています。レポート中のバックミュージックもなかなか良いチョイスだと思っています。よかったら聞いてみて感想などお聞かせください。番組づくりは楽しいのですが、言葉の選び方にはやはり気を使います。公共の電波に声が乗り、言葉が伝わっていく訳ですから口から出た言葉に責任を持たなければなりません。こんな表現を使ったら困る人がいるんじゃないだろうか。気を悪くする人がいるんじゃないだろうかと気にかけなければならないので結構気をつかいます。言葉はいとも簡単に人を不愉快にも不機嫌にもする事ができます。ちょっとしたひとことで口喧嘩なんて事はよくありますよね。一時の感情に任せて自分の思いをぶちまけて、それからしばらくして気が落ち着いてくれば、言わなきゃよかったと反省するも、更に火に油を注ぐような一言を口走ってしまう。本当は謝ろうと思っていたのに、意に反して口をついて出てしまうひとことで、引くに引けない状況を生み出したり。誰しもある事ではないでしょうか。口をついて出てしまうのは私の考え方、私の都合です。私の願い、思いでもありますね。どれもこれもみんな私が中心で、そこから出てきた事にほかなりません。私の一方的な言葉の発信です。世の中のすべての出来事に対して自分なりの見方しか出来ずに自己中心的な判断から言葉を口にする。それでいいはずがない。私は何に価値を置いて判断していただろうか。私の持っている価値基準は正しいんだろうか。この考え方でいいんだろうか。間違っていないだろうか。時に不安になる事があります。そんな時は誰かに相談したい。誰かの意見を聴きたい。そして、それでいいんだよと太鼓判を押して欲しい。自分は正しいんだと裏付けがほしくなる。私の心の基準軸なんてグラグラフニャフニャな軸だから。あの人がああいうからそうなんだ。この人がそういうから間違いない。そんな人任せの変わりやすい心しか持ち得ていない私ですから、口をとがらせ自己防衛のために負けないように言葉でまくし立てる。本当は弱い心しか持ち得ていない私の本当の姿に眼を向けて人の話に耳を傾けるべきですね。かわらない真実の道理、真理に照らして我が身を知らせていただく、変わらない真理の軸を持って耳を傾ける。そうだ私も皆さんのご意見にも耳を傾けさせてもらわなければ。
なんまんだぶ