先月22日23日の一泊二日で岩手県大槌町へ胆振組(組…浄土真宗本願寺派行政単位、北海道胆振総合振興局の範囲)の震災支援活動として訪問してきました。今回の交流会は年末ということもあり忘年会と称して総勢二十五名で訪問し賑やかに楽しく交流してまいりました。あの大震災から三月をむかえると丸四年が経ちます。テレビや新聞報道の頻度は年々少なくなり、何かの節目で取り上げられるくらいになったのではないでしょうか。それを反映するように、岩手県に行ってきたというと、「もう仮設住宅に入っている人はいないんでしょう」と言われる方がありました。仮設を出られない人の方が多いのが現実です。もと住んでいた場所に帰れるのか、帰れるとしてもいつになるのか全くわからない方が多くいらっしゃいます。昨年六月の「今月のカレンダー」の中でご紹介させていただいた吉里吉里の吉祥寺さんへもみんなでお参りさせていただきました。訪問前日ご住職からお電話があり釜石仏教会で制作されているラジオ番組に出てくれないかとのお誘いをいただき緊張してしまうなとも思ったのですがお断りする理由も見当たらずお受けさせていただき一緒に訪問した保育士と仮設の自治会長さん、吉祥寺ご住職とで生放送に出演してきました。三十分のトーク番組でどうなることかと思いましたが、無事にこれまでの仮設の皆さんとの交流の経過やつながりをお話しさせていただきました。被災をされた皆さんが笑顔で前向きに生活出来る日が一日でも早く訪れるように私にできることで、出来る範囲で、寄り添いたいと思っています。大槌の皆さんと触れあわせていただくことで私自身を見つめ返すことができ、私は何をなすべきなのか考えさせられます。「困った時はお互いさま」それを実践することが『輝くいのち輝く新年』を生きることだろうか。一泊二日の強行スケジュールだったけれど嬉しい充実した二日間だった。昨年末はもうひとつ感動させられた嬉しいニュースがあった。ヤンキースの黒田が八年ぶりに広島カープに復帰することが発表された。彼がメジャーに行く時「現役最後は広島カープでむかえる」と言いアメリカへ旅立った。今年のシーズンオフまでフリーエージェント宣言し移籍した選手が広島に戻って来た事はなかった。しかもメジャーリーグでも確実に成績を残している。戻ってくるとは言っていても実際に戻るという決断をするのは難しいだろうと思っていた。今年のFA後メジャー球団からもオファーがあり年俸額では広島とは比べものにならない額だったようだ。にもかかわらず古巣を選び戻る決意をしてくれた。そんな黒田の決断に私も全国のカープファンも感動している。一人の選手の決断に感動し奮い立たされた。今年こそは24年ぶりの優勝が見られるだろう。そして期待と緊張の新年を迎えている。黒田は広島に育てられたと感謝している。広島ファンは黒田の広島への思いと行動に感謝している。光り輝く人生を送るという事は、大きな力に生かされているとご恩を感じることができる身におそだていただくという事ではないだろうか。どこまでも愚かな私に懺悔し、そんな私に寄り添いお育てくださる仏様のご恩に感謝する。そしてこの私をゆるしてくださる全ての方々に感謝し、そのご恩に報いるためにも、いのち輝かせ、輝く一年を歩んでいきたい。 なんまんだぶ
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